メットール!
遊んでますかー?
まっぷたつにしてますかー?
ロックオンしてますかー?!
ついに2月27日
『ロックマン ゼロ & ゼクス ダブルヒーローコレクション』
発売されました!

なんとこれに合わせ、カプコンにスペシャルゲスト到来!
昨日予告をしましたが、『ロックマン ゼクス』シリーズのキャラクターデザイナー、
シナリオライターであり、3月25日発売の「ロックマン ゼロ&ゼクス サウンドBOX」にも
『ロックマン ゼクス』イラストを描き下ろした矢部誠(KOU)さんが来訪!
シナリオライターであり、3月25日発売の「ロックマン ゼロ&ゼクス サウンドBOX」にも
『ロックマン ゼクス』イラストを描き下ろした矢部誠(KOU)さんが来訪!
『ロックマン ゼクス』
開発当時の貴重なお話を伺いました!

▲矢部誠さん描き下ろし、「ロックマン ゼクス」シリーズ最新イラスト!
「ロックマンゼロ&ゼクス サウンドBOX」のデジスタック表紙イラストです!!(http://www.capcom.co.jp/game/content/rockman/info/goods/4361/)
『ロックマン ゼロ & ゼクス ダブルヒーローコレクション』発売あってこそ!
いやーありがたい。
今回のインタビューはかつてマイカプコンの「カプコン伝説」を
担当していたマッスル氏と一緒に行いましたので良いお話満載ですよ!
ですのでちょっといつものロックマン ユニティで行っているインタビューと
ちょっとテイストが違っているかもしれません。
担当していたマッスル氏と一緒に行いましたので良いお話満載ですよ!
ですのでちょっといつものロックマン ユニティで行っているインタビューと
ちょっとテイストが違っているかもしれません。
ちゃんとしています!
※まだ未プレイの方は大いにネタバレを含みますのでご注意ください。
ではいってみましょう!
矢部 誠(KOU)profile
『ロックマン ゼクス』キャラクターデザイナー&シナリオライター。別のゲーム会社勤務を経て2003年株式会社インティ・クリエイツ入社。『ロックマン ゼロ』シリーズは「2」より参加。現在はフリー。代表作『ロックマン ゼクス』シリーズほか。
TwitterID:@ SESKOU(https://twitter.com/SESKOU)
▲矢部さんとワタクシ。つい先日お会いしたばかりなのに、ずっと知っていた様な
気がしてしまう、めちゃめちゃ話をしやすくとてもイイ方です!
■ロックマン ゼクスへの道
――矢部さんは「ロックマン ゼクス」シリーズのキャラクターデザイナー、シナリオ担当をされていますが、そのお仕事内容を知る機会がなかなか無く、開発でご担当されるに至る道のりも含めてお伺いできればと思います。まず、矢部さんが絵を描くようになったのはいつ頃でしたか?
矢部誠さん(以下「矢部」):一番最初に絵を描いていた記憶では、小学校低学年のときに雑誌テレビマガジンの「太陽戦隊サンバルカン」の絵を模写していた記憶があります(笑)。実際にちゃんと絵を描くようになったのは中学校のころで、ポスターカラーを使って絵を描いていました。ゲームイラストでは、高校ぐらいのときに濱川修二郎(Shuzilow.HA)さんの絵に衝撃を受けました。
――そうなんですね! 濱川さんのゲームイラストのどのあたりに衝撃を受けられたのですか?
矢部:当時はまだ、アニメやマンガ的な手法を使ったゲームイラストが少なかったんですね。濱川さんの絵はアニメの書き方を下敷きにポップなデザインで描かれていて、自分の好きだったアニメやマンガの世界がゲームと地続きになった感じがありました。そのころから、漠然とゲームのイラストを描きたい、という想いはありました。
――たしかに、当時のゲームイラストはエアーブラシでグラデーションの入った、リアル調のモノが多かったですね。
矢部:濱川さんや、カプコンデザイン室の『スーパーストリートファイターⅡX』くらいから、そういった手法がゲームのイラストに反映されて、確立されていく時期だったのだと思います。その後、専門学校に入って、最初別のゲーム会社に勤めました。そこで、最初のキャラクターデザインや、ゲームシナリオの仕事も経験しました。
▲こちらは『スーパーストリートファイターIIX』(1994年カプコン)の、
ベンガス氏によるイラスト。
ベンガス氏によるイラスト。
80~90年代、世間にも認知度の高いゲームキャラクターが増えてきました。
――お好きなイラストレーターさんは、濱川さんのほかにいらっしゃいますか?
矢部:『ロックマン ゼロ』のイラストを見てインティ・クリエイツに入社したので、中山徹さんもそうですね。あとは『スカルガールズ』(2012年Reverge Labs)のイラストを担当された
アレックス・アハドさんも好きです。アレックスさんはすごくアメリカ調のカートゥーンをベースにしつつ、『ヴァンパイア』など日本の格ゲーや、オタク文化に造詣が深い。
アハドさんは、時代に対するアンテナが高いと思います。
アレックス・アハドさんも好きです。アレックスさんはすごくアメリカ調のカートゥーンをベースにしつつ、『ヴァンパイア』など日本の格ゲーや、オタク文化に造詣が深い。
アハドさんは、時代に対するアンテナが高いと思います。
――なるほど。矢部さんがインティ・クリエイツに入ったのは、どのようなきっかけだったのですか?
矢部:2002年に前のゲーム会社を辞めるときに、たまたまゲーム雑誌を読んで『ロックマンゼロ』と『ロックマン エグゼ』の記事を見たんですね。で、元々の無印『ロックマン』などは世代的に遊んでいたんですが、「こんなにスタイリッシュにアレンジ、リファインして良いのか!」「これアリなんだ!」と衝撃を受けまして。
――たしかに『ロックマン』から『エグゼ』、『ロックマンX』から『ゼロ』への変わり方は、驚くほど変更がありましたね。『エグゼ』はプログラム的存在で、レプリロイド、ロボットですらなかったですし。
▲初代ロックマンとエグゼ、そしてXゼロとロックマンゼロの新旧比較。
たしかに、どちらも思い切ったアレンジでした!
矢部:『ロックマン ゼロ』に関しても中山さんのスタイリッシュな絵柄で、驚くほどアレンジ、
再構築がされていました。そこで制作会社を調べたところ、
制作しているインティ・クリエイツは千葉県市川市にあって、
自分の住んでいる場所から近かった(笑)。
再構築がされていました。そこで制作会社を調べたところ、
制作しているインティ・クリエイツは千葉県市川市にあって、
自分の住んでいる場所から近かった(笑)。
――(笑)“近さ”も選択肢の中で重要だったのですね。
矢部:そこでインティ・クリエイツに連絡して、ありがたいことに入ることができました。当時、もう『ロックマン ゼロ2』の開発が始まっていて、『ロックマン ゼロ』を見て来ました、と言ったところ、開発チームにも入ることができました。ただ…。
――ただ?
矢部:担当が“背景”だったんですね。それまでキャラクターのドットのアニメーションやシナリオテキストを担当することはあったのですが、ゲーム開発で背景は一度も担当したことが無くて。
――ええ、そうだったんですか!?
矢部:ただ、一作目の開発が終わっていて背景フォーマットが出来ていたのと、インティ・クリエイツには背景の制作マニュアルもありましたし、慣れるとそれほど大変な形ではありませんでした。ドアなど動きのある背景オブジェクトも作りましたね。
――ああ、『ロックマン ゼロ』『ゼクス』のドアは複雑な構造のものがバシャッ!と開くので、
開け閉めしていて楽しいですよね!
開け閉めしていて楽しいですよね!
矢部:ありがとうございます。『ロックマン ゼロ2』のドアの動きは、私が作っていました。
ステージの遊び方も含めて、スタッフ皆でアイディアを出していました。
ステージの遊び方も含めて、スタッフ皆でアイディアを出していました。
複雑な機構がかみ合って開閉する様が、地味に気持ち良いです!
――矢部さんは『ロックマン ゼクス』ではシナリオも担当されていますが、それはどういった形で担当するようになったのですか?
矢部:『ロックマン ゼロ』の初期シナリオは、カプコンの河野ディレクター(以下河野D)とインティ・クリエイツで担当していたのですが、とてもお忙しくて、『ゼロ2』の後半とか、河野Dは出向みたいな感じで、ずっとインティ・クリエイツにいる感じで。
――あらららららら。開発はけっこう進行が大変な状況だったのですか?
矢部さんは帰れていたのですか?
矢部さんは帰れていたのですか?
矢部:ボクは帰るようにしていました(笑)。当時は河野Dもそうですし、インティ・クリエイツの一部のスタッフも、ほとんど会社に住んでいるような感じでしたね。家が近いだけに、風呂だけ入りに家に帰って、戻ってきて会社で寝ている、みたいな(笑)。周囲の人間が「大丈夫ですか?」と延々と心配している状態で。それを見て、区切りつけないと大変なことになる、と、本当にヤバいとき以外は帰るようにしていました(笑)。
――当時は、カプコンもそんな感じだったと聞いております(笑)。凄まじい状況ですね~。
矢部:で、河野Dが『ロックマンゼロ2』の開発が終わってカプコンに帰られて、次のシナリオはどうしようかという時、インティ・クリエイツで『ロックマンエグゼ・バトルチップGP』の制作をしていて。そこで過去にゲームシナリオの経験もあったので、お試しもかねてシナリオの一部を担当させてもらうようにしました。
――なるほど、そういった経緯だったのですね。
矢部:『バトルチップGP』のシナリオ全体プロットと、オリジナルキャラクター轟快太と都輪マリィのシナリオ全般を担当しています。前職でのキャラクターデザインの仕事が活きた形でしょうか。
――矢部さんは『バトルチップGP』のシナリオも作られていたのですね!?
▲矢部さんのロックマン初シナリオで活躍した、
『ロックマンエグゼ バトルチップGP』都輪マリィと轟快太。
『ロックマンエグゼ バトルチップGP』都輪マリィと轟快太。
快太は熱斗に憧れるキャラクターでした。
矢部:その後、『ロックマン ゼロ3』シナリオは河野Dの監修を受けながらやっていたのですが、
『ゼロ4』からは完全におまかせで担当させてもらいました。
『ゼロ4』からは完全におまかせで担当させてもらいました。
――ちなみに、中山徹さんとのお仕事は、どうだったのですか?
矢部:中山さんの絵に憧れてインティ・クリエイツに入ったところはあったのですが…中山さんがすごく寡黙なところもあって、正直、それほどお話したことは無かったんです。
――あ、尊敬している分、話しかけづらかったんですか(笑)。
やはり、中山さんは黙々と仕事をされている感じなのですね。
やはり、中山さんは黙々と仕事をされている感じなのですね。
▲『ロックマン ゼロ』一作目メインビジュアル。
中山さんのスタイリッシュな絵柄が、ゼロの世界観を大いに支えています!
矢部:『ゼロ3』でシナリオを担当していたので、イベントシーンでのデモの絵コンテなどでは相談するのですが、それほど多く話していた印象がないです。『ロックマン ゼロ4』ではインティ・クリエイツの前田(浩克)さんがイラストなどを担当されていたので、前田さんと中山さんがやりとりされているのは見ていました。パーテーションの向こうから、憧れの雲の上の人をのぞき見ている感じでした(笑)。
――(笑)なるほど~。ところで『ロックマン ゼクス』のメインキャライラストは、中山さんと矢部さんの2種類のイラストがありますね?
矢部:『ゼクス』開発初期で中山さんからイラストを引き継いだ形ですね。
――あ、だから『ゼクス』の初期は、中山さんのキャラクターイラストも存在しているのですね。
矢部:そうですね。パッケージとメインのキャラクターイラスト、ヴァン、エール、ジルウェとモデルXとモデルZXを上げられてから辞められていたと思います。
▲ヴァン&エールの中山さんバージョン(左)と、矢部さんバージョン(右)。
中山さんは『ロックマン ゼロ』とタッチを変えて明るめの雰囲気を出し、矢部さんはよりマンガ的デフォルメにタッチを寄せているのが興味深いですね!
はい、今回はここまで!
いや~初回からスゴイボリュームだったでしょう!
いや~初回からスゴイボリュームだったでしょう!
まだ続きますよ!
お楽しみに!
次回、いよいよ『ロックマン ゼクス』開発スタート!
お楽しみに!!
この記事を読んで『ロックマン ゼロ & ゼクス ダブルヒーローコレクション』を
プレイしたくなった方は以下からダウンロードも出来ますからね!
各ハードダウンロード版はこちらから
<PS4>
https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0102-CUSA15015_00-FULLGAME00000000
<Nintendo Switch>
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000016863
<Xbox One>
https://www.microsoft.com/store/productid/9ppjg1pq7mqm
<PC(Steam)>
https://store.steampowered.com/app/999020/Mega_Man_ZeroZX_Legacy_Collection/
そして3月25日発売、サウンドトラック
「ロックマンゼロ&ゼクス サウンドBOX」も好評予約受付中です!

イーカプコン予約ページ:https://www.e-capcom.com/shop/g/gC00004751/
=オシラセ=
“ゼロ”&“ゼクス”の6タイトルが、
新要素を搭載して最新ハードに登場!
公式サイトはこちら
ロックマンシリーズ最新作
『ロックマン11 運命の歯車!!』発売中!!
迷っている方には
体験版配信中!!(とりあえず遊んでみよう)
PlayStationⓇ4版はこちらから
Xbox One版はこちらから
Nintendo Switch™版はこちらから


『ロックマンX』シリーズ8タイトルが新要素を搭載し
最新ハードで登場!!
『ロックマンX アニバーサリー コレクション』
『ロックマンX アニバーサリー コレクション 2』
http://www.capcom.co.jp/rxac/
好評発売中!!

『ロックマン クラシックス コレクション』
『ロックマン クラシックス コレクション 2』
の2作品がNintendo Switchにも登場
好評発売中!
公式サイトはこちら
http://www.capcom.co.jp/RCC/switch/

ロックマンユニティのtwitterはこちらから
@ROCKMAN_UNITY