メットール!

前回に引き続き「4インチネル ロックマンシリーズ」の原型を手がけた

イクリエの木下 貴雄さんインタビューをお送りします!

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今回は木下さんの意外なルーツについてお聞きすることが出来ました!

どうぞ! 

■ウッドマンも驚き!ルーツは仏師?!
木下さんのプロフィールとは


ウ)4インチネルの原型製作はデジタルで行っていらっしゃるかと思いますが
製作全般デジタルなのでしょうか?
手原型をされる事も?


木)基本的な設計はオールデジタルでやっています。

関節の調整などは仮出力品を組んで、実際に触って確認したりするので、その辺は手作業と言ってもいいかもしれません。

手を入れた上で、3Dデジタルスキャナーで取り込んでデジタルにフィードバック
みたいなこともしています。

デジタルだと、やっぱり不十分なところがあるので
最終的には手作業をしないといけないかなと言う感じです。

また、出力品の仕上げは自分以外の方に作業して頂いているので、原型制作全体で見ると
やっぱり人の手が入っている割合は多いかなと思います。


(ウ:なるほど~。全てデジタルではなく、手作業も必要なんだな~。とここで
「元々は手で原型を作られていたのですか?」と言う質問をしてみたのですが事態は意外な方向へ…)


木)はい、元々手で原型を制作していました。


とここで、千値練の北本さんから
「木で女体彫ってたんでしょ。」の一言が!


ウ)!?木?ウッド?


木)あの木彫自分元々美大で彫刻科を専攻してまして


ウ)仏師(仏像とかを彫る人の事)かなにか目指して?


木)そうなんです、保存修復…日本中の重要文化財を修復して周るって言う仕事、それいいなあと思って。


ウ)「リアル「ハ○クロ」みたいな事言ってる!
いや確かに1000年続く、残る仕事ですからスゴイ事ですけど!
そこからフィギュア原型師の道へ…ですか


木)仏像も言ったらキャラクターありき、
設定があって、それを立体化ってことなんで、
平たく言えばフィギュア制作です。

素材が木で仰々しいだけで

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▲スーッとすごい事を話す木下さん

ウ)なんか凄い事言ってる!


木)スゴイ怒られそうなこと言ってますけど、
ホントフィギュアのルーツみたいなものですから。


ウ)木下さんのルーツは名前にも入っている「木」で、
そこからデジタル彫刻になったと。

木→デジタル

おもしろいなあ
なんか素材のギャップが激しいですが。


木)でも道具と題材が変わっただけなので、スタンスは一緒です。

木の彫刻はもちろんそうですが、フィギュアの原型を手で作っていた時も
デジタルに移行した今も、削っていく形で作り上げていくスタイルですね。

※原型師さんの作り方は主に2種類あって「盛る(足していく)」か「削る(引く)」タイプがありますね。

ウ)ここポイントです!
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ワタクシ色々な方にお話しを聞いてきましたが、モノ作りをされて実力のある人は
このキーワードが出てくるんです。
〝道具が変わってもやることは同じ”これです。
ワタクシはアタフタします。


木)いえいえまだ未熟者です。

(ウ:ここで以前ブームになった仏像のアクションフィギュアについてのお話しに)

木)あれは、やられたなーと言うかむしろ
大学の卒業制作ででっかい可動する仏像を作ろうとしたんです。
でっかいやつ動いたら面白いな~って(と言いながら軽く1m以上の高さを手で指す木下さん)


ウ)うははは「GA○TZ」


木)倒れてケガする人とか出たら危ないからって先生に止められて


ウ)やばい!木下さんだいぶ面白い人だ!良かったお話し聞きに来て!



木)大学時代は周りに変わった人が多かったんですよ
トランス○ォーマーのコン○イっぽいのを木彫で作って
メッチャ先生に怒られてる人とか

「これは卒業制作展に出せない」って

そんな周りの環境の中育ってしまったので・・・


あと師事した彫刻の先生が割とキッチリ作られる方だったので、そのせいで
よくできたでっかいフィギュアみたいな仕上がりに見えて、その影響もあるかも
しれませんね。


ウ)機会があればぜひロックマンを木で作ってみてください!


木)木彫ロックマン!いいですね。温かみがあって、
本来の家庭用ロボットに戻った感じで優しい風合いが。
会社にノミもってこようかな。


ウ)わはは!いっしょにウッドマンもよろしくお願いします!

はい!今回はここまで!

次回は最終回!
4インチネルを製作するにあたっての苦労話や
監修を担当した日暮竜二さんについてなど
など色々聞いてみました。



【今週末開催】4インチネル販売情報です!

東京コミコンで完売となった「4インチネル 流星のロックマン
シューティングスター・ロックマン(スバルカラーVER.)」

2月18日(日)に開催される
ワンダーフェスティバルにて販売決定!
※千値練ブースにて

もちろん木下さんが原型を担当!


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ワンダーフェスティバル2018[winter]は
2018年2月18日(日曜日) 10:00~17:00
幕張メッセ 国際展示場 1~8ホールにて開催!
(企業ブースは3ホールになります)
千値練さんのブースは:企業ブース3-13
となっております!
数量限定ですので欲しい人はお見逃しなく!



=オシラセ=

ついにロックマンが帰って来た!

ロックマンシリーズ最新作
ロックマン11  運命の歯車!!』2018年!発売!

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「ロックマンX」シリーズ8作品が最新ハードで制作決定!
ROCKMAN-X



『ロックマン クラシックス コレクション』
『ロックマン クラシックス コレクション 2』
2作品がNintendo Switchにも登場

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ロックマンユニティのtwitterはこちらから
@ROCKMAN_UNITY


ロックマン ユニティはスマホアプリ版もありますよ!

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