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最近はストライダー飛竜にハマっているウッチーです!


CIMG1433
▲オカシナことに

アクションゲーム楽しい!!


はい!と言うワケで今回紹介するのは


もはやウワサや伝説が独り歩きしている感のあるファミコンの
“アクションゲーム”
が3DSバーチャルコンソールに登場



「2010 ストリートファイター」です!

2010_メイン
▲メインビジュアルだけだとどんなゲームか分からない感がスゴイ

格闘ゲームじゃないんだからね!

アクションゲームだからね!





まず最初に結論から言っておきます!

「このゲームは面白いです!」

うまく伝えられるか分からないので
先に言っておきます!(いいのか?そんなんで)

果たして・・・?

では紹介していきましょう!


西暦2010年――


3DS_2010_Street_Fighter_01


人類は新たなる地を求め、他惑星に移住を始める。

しかし、人間と異星人との社会で起こる犯罪は最悪の事態となっていた。
犯罪者たちは自らをサイボーグ化しパワーを手に入れていたが、
それを上回る脅威、“パラサイト”が現われたのだ。



3DS_2010_Street_Fighter_08


“パラサイト”とはセラミックより固い甲羅をもつ装
甲虫を体の表面に「奇生」させ、同化することによって
測り知れないパワーを発揮する者たちである。

彼らと戦うべく、ギャラクシーポリスは
サイボーグ警官ケビンを派遣した!!

ケビン正面1



と言うことでこの「2010 ストリートファイター」は
1990年にファミコンで登場しました。

当時における2010年と言うのは「未来」だったんですね~。

ワタクシも子供の頃に思い描いていた2010年は

・車が透明のチューブの中を飛んでいる
・人型のロボットが生まれ人類と共存
・宇宙旅行がスナック感覚で行ける
・壁にかけられるほどの薄型テレビが登場

と言った感じでしたが


現実の2010年は

「スーパーストリートファイターⅣが登場する」と言う未来であります。
(その他一個実現してるけど)

飛んでないな~車

それはさておき

先ほどの書きましたが「ストリートファイター」と名前がついているものの
格闘ゲームではなく、アクションゲームになります。


ちなみに海外では「Street Fighter 2010: The Final Fight」と言う
色々混ざったタイトル名で、ストーリーも違っていて

主人公がケビンではなく
ストリートファイターに登場する「ケン」の未来の姿

と言うスゴイ設定です。

ケビン
▲主人公のギャラクシーポリス「ケビン」“ビ”を取ったらケン


風貌はどちらかと言うと「フォゴットン(ロスト)ワールド」の超戦士
もしくは使う技などを見るとガイルっぽい感じですが
「ストⅡ」が登場するのはこの後のお話。


この「2010 ストリートファイター」ですが

タイトルとゲーム内容のギャップや、元々販売本数が少なく
それに伴いプレイ経験者もごくわずかと言う状況の中

「超難易度の高いゲーム」そして「課●があきらめた」ゲームとして

都市伝説的に「無茶なゲーム」と言うウワサや
イメージだけが独り歩きしている印象があります。


かくいう自分もその一人で、実際さわったことが無く(当時誰も周りでもっている人がいなかった)
「聞いた事はあるけど、ウワサに聞く難しいゲーム」と言うイメージでした。


もちろん何かに移植をされた事もないので
今回初めて遊ぶ人がほとんどなのではないでしょうか。

基本システムとしては
敵を倒すと出てくる「オープンパワー」を取る事により貯まる
オープンパワーゲージを満タンにすると
画面のどこかに次元ドアが登場し、
そこに入ればステージクリア!

3DS_2010_Street_Fighter_14
▲次元ドアに入れば次のステージへ

まあこう書くと簡単なシステムですが、
まずこのゲームで一番重要なのは


「説明書を読む事」


すなわち「操作方法をおぼえる事!」です!

あたりまえでは?と思うでしょう?

操作方法はAでジャンプ、Bでショットとロックマンを始めとする
アクションゲームの王道パターンなのですが
十字キーと組み合わせて様々な特殊操作があります。


初めて遊ぶ、と言う人(ほとんどそうだと思いますが)は必ず説明書を読んでください!

操作を知っているかどうかでこのゲームが楽しめるかどうかが
全然変わってくるくらい重要です。

ではここでも紹介しましょう!

■攻撃について

Bのみは拳から出る通常攻撃の「ソニックブリッド」を撃ちます。
初期状態では「なんか出てる?」くらいの飛距離しかありませんが
5段階までパワーアップします。


↑を押してBで上に攻撃
3DS_2010_Street_Fighter_15
▲何気にこの画像は攻略情報です


←→キーを入れたままBを押すとハイパーショットと言って
通常よりも強力なショットが撃てます。

↓を押しながらBでキック版のソニックブリッドを撃ち
斜め上に攻撃出来ます(重要)

ジャンプ中もBのみと↓+Bで攻撃する高さが変わります。

■移動操作について

ジャンプ中に上を押しっぱなしで
足場や通路につかまり

そのまま上を押せば上がる事も出来ます。
3DS_2010_Street_Fighter_05
▲色んな所につかまったり

また柱や壁の方向に←→キーとA
貼りつき左右で回りこむ事が出来ます。
3DS_2010_Street_Fighter_10
▲登ったりまわりこんだり


この操作は遊んでいれば自然と
つかまったりするので気が付くかと思います。

ちょっとストライダー飛竜っぽいですね。

■緊急回避テクニック(重要)

このゲーム最重要の操作テクニック

それが「フリップジャンプ」です。
(紙パックのコーヒー牛乳とかじゃないですよ!)


操作は垂直にジャンプした後


「ケビンが向いている方向と
反対方向に←→を押す。」
4_2boss
▲これがフリップジャンプ!

そうするとサマーソルト(バク宙)状態になり、この最中は無敵になります!
しかもフリップジャンプ中にBで真下攻撃をする事ができるので

「敵の攻撃をかわしつつダメージを与える」と言う華麗な操作を決められます。

フリップジャンプ攻撃1_2boss
▲敵の攻撃をフリップジャンプでかわしつつ
攻撃

3_1stage2
▲アイテム「フリップシールドカプセル」を取った後は
フリップ中のモーションにも攻撃力が発生!
(ますますサマーソルトちっくに)


このゲームを攻略する為には
この操作をおぼえる事が必須です!

あとはそれぞれの攻撃がどの位置に出るのか(どの位置の敵に当たるのか)を
把握しておく事も重要ですね。

しかしとにかく「フリップジャンプ」をマスターしましょう!
(トランプの合計を「21」にするゲームじゃないですよ!)

・・・と言う事で


実際にプレイしてみました
もちろん初プレイであります。

今回は完全に初見のためウッチーがどんなプレイをするのか
を見届けるバーチャルコンソールの担当氏2人と

セコンドとして当時このソフトをやりこんだと言う強者
K氏
についてもらいました。

そんな万全の体制でスタート

ストーリーデモがあった後始まるのは
「左右にスクロールするステージ」

と言うのもこの「2010ストリートファイター」
通常の横スクロール面に加えて、

「画面固定ステージ」

「強制横スクロール」


「強制縦スクロール」


など

「毎回違うゲームをやってるんではないか?」くらい
実に豊富なステージのバリエーションがあるのです。

たまに「このステージは何の為にあるんだ?」と言うのもありますが・・・。


そんな中、基本となるスタート面は複数のザコ敵がいる中
ボス(ターゲット)が登場し両方を相手に同時に戦う、と言う状況です。

1面
▲このあと・・・


さて!ゲーム開始!


・・・



一瞬でGAME OVER!


すげえ!何にも出来なかった!

周りからも「これはひどい」の声が・・・。

万全の体制だったのは周りだけだったようです。

しかし!くっちゃくちゃにやられつつも
ロックマン好きのワタクシとしてはこの時点で


「これは、面白いアクションゲームだ」

と言うニオイを感じておりました!


そもそも難易度の高いゲームや無理ゲーと言われるものの原因には

1)敵が異常に硬い

2)理不尽な敵の動きについていけない

3)思ったとおりにプレイヤーキャラが動いてくれない

4)レッドアリーマーが強すぎる


などがあると自分は思っているのですが
(最後の1つは置いておいて)


中でも2~3)の原因は操作していて心が折れがちです。
しかしこのゲームはちょっと触ってみただけで
「うまくなったら操作が楽しくなる」予感がしました!

というのもこの「2010ストリートファイター」

プログラムを担当したのが「ロックマン」「ロックマン2」の
「完璧をもってよしとするプログラム」を組んだと言う
「H.M.D.」さんなのです。

ジャンプしたときの操作のしやすさや
攻撃ボタンを押したときの感覚などは
ロックマンをはじめとするアクションゲームが好きな人には
気持ちいいと感じるはず!

なので一瞬で終わったにも関わらず、すぐ再スタート!
(コンティニューは制限無しですご安心を)

2回目のプレーで少しずつ
慣れてくる自分を実感し
たので、
面白いゲームであると確信しました!

何度も繰り返し遊ぶことで確実にうまくなり、
進行できる
のが達成感もあり楽しいです!

これがアクションゲームの醍醐味ですな!

そんなワケで2回目のプレイで1面(正確には1-1)はクリア出来ました!

次のステージは「画面固定」


1vs1のボス戦バトルのみと言う構成
3DS_2010_Street_Fighter_04
▲格闘ゲーっぽい画面とも言えます

ロックマンのボス戦に近いものがあります。
(ちなみに敵には体力ゲージは存在しません。)


へなちょこゲーマーとは言え、ロックマン好きのワタクシ、
この辺はワリと楽に倒せましたよ!

そして次のステージは「強制横スクロール」とここまで
同じ面が一つとしてないのが凄いなと思いましたね!

とりあえず30分ほどですが初めて遊んで1-3まではクリア出来ました。

これでもかなり早いペースらしいです!

で!「やっぱり面白いじゃないか!」


そして曲も超イイです!
「ストライダー飛竜」や「トップシークレット」を担当したTAMIEさん
名曲揃いです!

「カプコン ミュージック コレクション Vol.0」


にも1曲収録されていますが全曲入ったサントラが欲しくなりました。

カプコンサウンドチームオフィシャルWEB「CAP'STONE」で試聴出来ますのでどうぞ!

こちらから

しかし楽しい事ばかり言っていると、このゲームが簡単そうに見えてしまうので
鬼ゲーである点を少しばかり紹介します。

難しいゲームであることは間違いないのでね。
(でもロックマン好きな人は大丈夫だろうな)


■鬼ポイント1:「操作に慣れるまでは、わやくちゃ」

まずワタクシも洗礼を受けましたが
操作に慣れるまでは1面クリアすらままなりません。

「うおおお、ぬおおお、いやあああ」と言ってるうちに終了!

ひたすら1面を繰り返すことになります。

セコンドK氏いわく「ロックマンはこう言う状況になったとき
ほかの面で遊べるのが素晴らしいシステムですよね。」



確かに!


同様に、ある一定の面で詰まるとひたすら
その面だけを攻略しないと次にいけない
(ロックマンなら確実に他の面を遊んじゃうところ)のですが、
繰り返し遊べば絶対に攻略出来る作りになっているので
あきらめないこともポイントです。(この辺もロックマンと同じですな)


とにかく「フリップジャンプ」と各種攻撃方法の違いを
しっかり身につけること
が攻略のカギであり、
このゲームを楽しめるかどうかにも関わってきます。


まずは1面で各操作を練習し・・・そんな余裕なかったですが!


■鬼ポイント2:「時間がシビア」


スタージクリアをする為の
次元ドアは10秒で閉じてしまい、
それまでに入れないとゲートが消滅、
主人公のケビンも消滅(ミス)と言う鬼設定!

3DS_2010_Street_Fighter_03
▲最後にしれっと大変な事を説明される
(そしてこの人説明書に載ってないけど誰?)


そう!


次元ドア=時限ドアなのですよ!


自分のいる画面内に登場してくれればまあ良いのですが
見えない所で開いた日にはもうアセるアセる!

当時の取扱説明書には

「次元ドアには気をつけろ!」と書いてあるくらいですよ。

ゴールに気をつけろってどういうことよ!
(戸締りしっかりしすぎですよ!)

でも気をつけたい!

さらにステージ自体にもタイム制限があるのがまた厳しい!
タイムが増えるアイテムなんぞありません!

3DS_2010_Street_Fighter_06

強制スクロール面なんかは
考えている余裕はほぼないです!

■鬼ポイント3:「回復に対してシビア」

普通はステージクリアすれば体力回復するのが
一般的なアクションゲームですが

回復しません・・・一切しません


回復はステージ中になんとかせよ!
もしくは攻撃を食らうな!と言う無言の圧力を感じます。


■鬼ポイント4:「パワーアップに対してシビア」

ショットのパワーは5段階にパワーアップします。
しかしまずショットのパワーアップは1つ取るだけでは意味が無く
2つ取って初めて一段階アップすると言う鬼仕様
(取らずにいるとアイテムは消えてしまう大鬼仕様です。)

さらに!



「攻撃を食らうとパワーダウン」します・・・。

もちろんミスをすれば1からです。

パワーアップアイテムは取りのがすな!
そして攻撃を食らうな!と言う無言の圧力を感じます。


そこでアドバイスを!


バーチャルコンソールには「まるごとバックアップ」が搭載されているので
ショットがフルパワーになったら(かつ体力もあるとき)すかさずバックアップ!

と言うクセを付けておくと良いと思います。

なぜならこのゲーム

「フルパワーになっていると攻略法が変わるくらい強い」(K氏)

のだそうです。

この日自分がだいたい30分程かけて3ステージ分(1-3)までをクリアしたのですが


セコンドK氏に交代してもらったところ(こうなるともはやセコンドではないですが)

同じ30分で20ステージ以上(5-3まで)を
ノーコンティニュー全面クリアしてました。


「みなさーん!ここに2010 ストリートファイターをクリアした人がいますよー!今は2014年ですよー」

と思わず叫びそうになりましたよ!

ジャンプは全てフリップジャンプみたいな動きでとにかく凄かったです。

K氏いわく「どの面にも繰り返し遊んでいれば必ず攻略法は見つかります。
物凄く作りこまれたゲームなんです。」


そして、その攻略法がパワーアップしていれば楽になるものが多く
ミスをせずに進められればそれがクリアの一番の近道と言うワケです。

この時は1回ミスをしていましたが、見事にリカバリー。
(普段クリアする時はだいたいノーミスなんだって!)

しかしこれだけやりこんだK氏も
「それでも完全にパターンゲームではなく
毎回違う動きを要求されるのが凄いんです。
やりがいがあっていつまでも遊んでしまう。」

と!

すげー良いゲームじゃないですか!

3DS_2010_Street_Fighter_11

うまくなったときの
達成感が凄いだろうなと
思いました。


そして必ずそうなれるゲームでもあります。

世の中的には「ひたすら難しい無茶ゲー」のイメージがありますが
そんな事はありません。

異常な完成度の高さを持つ
容赦のないアクションゲーム
なのです。

他にもゲーム中のキャラ名や当時の取説の設定がぶっ飛びすぎていて
それだけで延々と文章が書ける
のですが
(パラパラマンガがついてたりとか敵の名前が「カーボナイトイワシ」とか「ニドサンドマン」とか!)

パラパラ1
▲当時の取扱説明書より(右下に注目)

パラパラ2
▲再び右下に注目




イワシ取説2
かーぼナイトイワシ4_2stage
▲カーボナイトで出来たイワシが飛んでます2010年の未来!

ニドサンドマン3_3boss
▲ダジャレ発信なのは間違いない砂から出てくる
「ニドサンドマン」


当時未来だった2010年を越えた今、
改めて再評価されるべき作品だと思います!


それがバーチャルコンソールで遊べると言うのは非常に意義のある事です!

しかもMiiを通じて世界中の人たちとつながる
ネットワークサービスMiiverse(ミーバース)で


「2010 ストリートファイター」のコミュニティが出来ておりますので
当時出来なかった思い出を語り合っていただきたい!(しかしスゴイことだなこれも)

3DSバーチャルコンソール版
「2010 ストリートファイター」は絶賛配信中です!


2010_メイン



くわしくはカプコンオンラインゲームズのこちらをごらんください!


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