メットール!



はい!今回も引き続き「ロックマンX」サウンドの生みの親



「SETSUO」こと山本節生さんにお話を伺いました!



今回はついに発売された「ロックマンXサウンドBOX」の

現物を見た感想をお聞きする所からスタート!

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▲去年発売された「ロック缶 サウンドE缶(右)」を超える大ボリューム



SETSUO「すっごいすね!とにかく。こんだけあんのかー!
何日かかんねやろ!全部聴くのに


T瀬「500曲近くあります」


SETSUOごひゃく~うはぁ~ すごいなぁ~(しみじみと)」


さてさて!本商品の目玉の一つ!本編未使用の
「開発音源」について聴いてもらいました!



DISC-12を聴きながらご覧ください!


ウ「完全に未使用の曲もあるんですが、ゲーム版とちょっと音色が
違ったりするだけの曲もありますね。」



SETSUO(小声で)なんかあった気がするな~なんでやったんやろ・・・」



ウ「そこを思い出して欲しいんですよ~」








SETSUO
「…ミスかな()

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一同爆笑


~ここで未使用曲を実際に流し始め・・・~

SETSUO「あああ~これ・・・オレ!



ウ「SETSUOさんの曲ですか?」



SETSUO「ですね!だけど、どこで使ったんやろ?って言われれば・・・使ってないな~わははは。

多分ステージセレクトで作ったんかなーと。
多分(エックスではなくて)
ロックマンの

ステージセレクトですって思ったらそう聴こえんこともないでしょ?



ウ「ああ~ですね!」


SETSUO「ロックマンXのステージセレクトではないんですけど、
当時まだ僕がロックマンXを捕えられてない(消化しきれてない)時に

作ったステージセレクトではないかな・・・って今思い出しました!」


さらにその他の音色が違う未使用音源を聴いてもらって当時を振り返ってもらいました。



SETSUO「たぶん、このタイトルはプログラム的に「裏読み」と呼ばれる、ゲームをプレ

イしている最中に、先のデータを読みこむことをやってなくて、1回のロード(読みこみ)で使える楽器に制限があったんですね。

例えば全体として100の楽器データがROMに入っていたとしても
1回のロードでその中から読み込めるのは10と言う感じで。

読み込みのタイミングで楽器のセットを読みだして曲を鳴らすと言うことなんです。」



例えて言うなら、倉庫にはありとあらゆる商品がそろっているけど朝一番の仕入れしか出来ず、

お店が狭いので置ける量は決まっている。と言う感じでしょうか。
「今日は八百屋」「明日は肉屋」的な!


ウッチーの押入れには未開封のおもちゃが満載ですが置く場所が無いので週一回の・・・まあいいや



SETSUO「なぜかは分かりませんが、その楽器セットの入れ替えが違う形で鳴ってるのかな…
なんでやろ、まあマスターアップ前、
開発中に使う楽器を入れ替えると言うのはありえるかな」


ウ「20年の時を経て、未使用音源が出てくると言うのも・・・」


SETSUO「スゴイですねー!ステージセレクトはすっかり忘れてましたが聴いたら・・・オレや!ってなりますね。

あとはライナーにも書きましたが決められた期日までにある程度の
曲数を作らないといけなかったので
そこで作っていてボツにしたと言う可能性はありますね。
あとは発売前のイベントとかで使うロムには入っていたとか。」



この他ライナーには意外と知られていない「ロックマンX」で節生さんがどの曲を作って、

他にも参加された数名の方が何の曲を担当されたのかが書かれています。メンバーが超豪華!


ウ「これは貴重なお話を聞けました」





SETSUO「僕はまた明日になったら忘れてますけど(笑)」

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ウ「大丈夫です!自分が記事化しておきますから!!」


ここでライナーのお話が出たので、複数人で作っていて
どう統一感を出したか?を聞いてみました。


ウ「(ライナーを見ながら)それにしてもびっくりするくらい
豪華なメンバー
ですよね!」


SETSUO「要は1年先輩と1年後輩の中で必死になって仕事をやってた時期やったんで、
後輩といっても4月入社で7月くらいにすぐ研修状態で作ったりして


ウ「ホント実践ですね」


SETSUO実践しかなかった(笑)まあ、入る前にデモテープは聴いているのである程度曲を作れるのは分かっていましたがゲームに入れる、と言う要素が入るとまた色々ありますからね」




ウ「そんな中で複数人で曲を作る時に「エックスっぽさ」をイメージさせるためにどんな感じでコンセプトを伝えたんですか?


SETSUO「出来ていた曲を聴いてもらうというのが第一で、もう一つの要素としては使える楽器(スーパーファミコンの音源)が決まっていたので、大幅にブレる事は無かったかなと思っていました。

その中でイメージとして伝えたのは「カッコイイリフ」
「口ずさめるメロディー」「疾走感」
です。

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ここまでは早くに決まっていたんですけど、
ここにポイントとしていれたのが
「哀愁」だったんですね。


これが入らんとエックスにならへんなと理解した時期に言ってました。」


ウ「なるほどー。確かにロックマンXシリーズには必要な要素ですね!
カッコイイけどちょっと悲しい!


他に何か苦労したお話などありますか??
企画からのオーダーみたいなものとかはあったのですか?」




SETSUO「それがね、全くなかったんですよね。



ディレクターのBAMBOOさんっていう人が自由にやらせてくれるタイプだったのもあって、
「いいよ、任せるよ。」って言われて。

で、「最初のは出来たら聴かせて」って言われてたんですけど、
最初に聴いてくれたのが、BAMBOOさんと何故か三上さんだったんですよ。


その時、三上さんに「違うね!」って言われて突き返された 曲が何曲かあって、

最初にOKもらったのも何故か
BAMBOOさんじゃなくて三上さんなんですが
(
)



その一曲がランチャー・オクトパルドの曲ですね。その時は、
「これこれ!これ待ってたよ!」って言ってくれて。


まあ、当時は違うチームの人だったんで、「誰やねん!」って感じもあったんですが()



ウ「違うチームの方が急にって事もあるんだ!」


SETSUO「いきなり関係ない人出てきますからねw、しかも三上さんって言うビッグネーム!!」



ウ「確か三上さんって当時多かった有名なキャラクターものとかやられてましたよね。」



SETSUO「そうですね。それでまあ当時三上さんはコンシューマーの同じ部隊で、

BAMBOOさんと仲が良かったので、「音楽だったら三上さんにも聴いてもらった方がええもん出来ると思うよ」っていう感じだったと思うのですが。


まあそれだけBAMBOOさんが三上さんを信頼してたってことなんでしょうが、
こっちは急やったんでビックリしましたね。わははは!


ちなみにBAMBOOさんって言うのは、
面接時に腕立てと腹筋して会社に入られた有名な方です。


腕立て100回できます! ほなやってみろや!! はい、やります!!みたいな。


あとで、『面接で腕立てしたってホントですか?っ』て聞いたら


『いやいや腹筋もだよ』…みたいな。



他にも凄いエピソードだらけで、○○さんの車に▲◇×■◎
(以下、T瀬さんの検閲で掲載NGにw)


…もはやロックマンというよりは
BAMBOOさんの話になってますが(笑
)

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まあ、そんな方なんですが、ロックマンXの企画といえば BAMBOOさんですからね。

おもろいもん作る人は、たいがい破天荒ですね。わははは。」



えーとなんかBAMBOOさん列伝になったので


今回はここまで!

まだまだ続きますよ~




■お知らせ!

『ロックマンX』生誕20周年・コンポーザー
山本 節生氏のインタビュー実施を記念し、
直筆のサイン色紙を抽選で1名様にプレゼントします!
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応募方法は下記の通りです。


・ロックマンユニティ公式Twitterアカウント「@ROCKMAN_UNITY」よりツイートされている、
応募用ツイートを2014年2月17日までに公式RTしてくださった方が抽選の対象となります。


ツイートURL→
https://twitter.com/ROCKMAN_UNITY/status/413158855049101312


・当選者にはTwitterのDM機能にてご連絡をしますので、
@ROCKMAN_UNITY」のフォローをお願いします。


と言う事で!
全12枚組




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-オシラセ-

ロックマンユニティーのtwitterはこちらから
@ROCKMAN_UNITY