千値練さんと言えば「アスラズ ラース」
初回購入者キャンペーンでプレゼント用として製作された
「六天金剛アスラ」の特製フィギュアが凄すぎて
今でも欲しがっている人が社内にも多くいたりするのですが

▲これは凄すぎです



その他にもイーカプ限定のソフトと同梱の
フィギュアを数多く制作している事でご存知の方も多いかと思います。

ウッチーはかなり前から注目していたのですが、そんな中

今回千値練さんが制作したのが
「RIOBOT」と呼ばれる
アクションフィギュアのシリーズとして登場した

CYBERBOTS -FULLMETAL MADNESS-の
「ブロディア」です！





▲左が通常版と右が宮沢模型流通限定 2Pカラー版！そりゃあどっちも欲しい！


と言うことで

　㈱千値練の取締役／プロデューサーの
北本　卓士(タカシ)さんに色々聞いてみました


▲左が野球とプロレスをこよなく愛す北本さん、右は宮沢模型流通限定ではないウッチー


まず千値練さんの特徴として
ロボットアクションフィギュアはもちろんの事
無可動のフィギュア、そして美少女フィギュアと
様々なジャンルの制作をしていて、それがすべて
超絶クオリティというのがスゴイ！と思ったのですが


果たしていったい得意な分野は何なのか？と言う質問には

「作品によってどの形態(可動、無可動)などの
アプローチを考えて変えています」との事。




どんなジャンルでも対応出来て
かつ「千値練さんらしさ」を出せると言うのはスゴイです！

しかしなんで
15年以上前の作品である「ブロディア」を今
商品化しようと思ったのか？

と言う質問の前に
「ブロディア」って何？と言う方に
簡単に説明すると1994年にアーケードで登場した
ベルトスクロールアクション「パワードギア」と
同じくアーケードで1995年に登場した格闘ゲーム
「サイバーボッツ」に登場するロボットです。




後に人気キャラとして
色んなところに登場する「デビロット姫」が
初めて登場したのがこのサイバーボッツ。


現在もゲームアーカイブスでダウンロード出来ますので
気になった方は遊んでみてください！

くわしくはこちらから↓
http://dl.capcom-onlinegames.jp/details/game68.html


デビロット姫と同じく、そのデザインのカッコよさから
人気が高く、他のゲームにも度々登場するのがこのブロディアであります。


▲ジン・サオトメがパイロット


という事でなぜ「ブロディアか？」


これは単純に「好きだから」だそうです！

▲もちろんゲームも大好き（そしてフィギュアをいじりながら話す2人）

アーケードで２Ｄの格闘ゲームやベルトスクロールなど
全部遊んでいる世代の北本さん、
実は「サイバーボッツ」よりも「パワードギア」が
好きだったりするそうですが、それはナイショです。



好きだから作っちゃう！

と言うのは千値練さんの根底に流れている精神かも知れません。

制作の上で苦労した点は、
これはゲームキャラクターの立体化を
行う上で共通する部分。
元が２Ｄだったりすると特にそうなんですが


▲こちらはゲーム画面


▲こちらは「RIOBOT ブロディア」


「キャラクターのイメージ、プロポーションを維持しつつ
可動フィギュアとしてデザインをアレンジする」と言う点

ブロディアはとあるロボットアニメのメカをリスペクトしていて
デザイン的に動かすのが難しいそうです。

そんな可動も想定しつつカプコンデザイン室によって
描き下ろされた設定画を特別に公開しちゃいます!!


やばいっす！カッコイイす！


▲うおお！これは貴重な資料ですよー！



RIOBOTシリーズは「変態可動」と呼ばれるくらい
めちゃくちゃ動く！ホントスゴイ動く！


▲足首の設置やひざ関節に注目



▲胸の部分も可動する設計になっています





それを実現しながらみなさんが持っているブロディアのイメージを担保する
と言うのが苦労しつつやりがいのあるところで




可動を重視した胸の部分の分割や膝関節、足首の設置を実現する為に
せり出してくる部分など、オリジナルのアレンジとデザインを
しているそうです。

そして驚異的なのが、このサイズで指の関節が動く！


▲全部の指が動いちゃう！手パーツの差し替えいらずです。


これはＣＧでデザインをして実寸をカラーコピーで出力してみたら

「これ、指動かせるんじゃね？」ってなったらしいです。

ノリでやってしまうのがスゴイ！

※通常の握りこぶし状態のパーツも付属していますのでご安心を！

「カプコンさんは非常にフィギュアの事を理解している方が多く、
よりよくなる為には設定に無くても大胆なアレンジを認めてくれたり
監修も素材の成型色まで想定して行ってくれるので、こちらも
妥協せずに応えたい！と言う想いは強いですね。」と北本さん


そして今回ブロディアのポイントとして

「重さ」が挙げられます！

以前より千値練さんのアクションフィギュアに対して

「重量感もあると嬉しい」

と言う意見がユーザーさんよりよせられていて、
実現する機会をうかがっていたそうです。


そこで今回のブロディアはダイキャスト(金属パーツ)を
今までに無いくらいふんだんに取り入れているのです！

実際持ってみると確かに「ズシィ」っと重量感があります。

▲ズシィ！



どこにダイキャストを使っているのかが分かる
モデルを用意してくださいました！

▲こういうのが見られるからメーカーさんへの取材は楽しすぎです！


▲肩・膝・つま先の他にも随所に使用されています。


重量を計ってみると約230グラム

▲けっこうな重量です



ピント来ないかもしれませんが
250mlのジュースの缶を持ってみてください




ちょこっと飲んでください。



その重さです！



しかもダイキャストを使用している
ガトリングロッドは可動式！

▲ここも動くんですよ！ジャキッ！って感じで



そしてすごいビックリしたのが塗装のヨゴシ、
いわゆるウェザリングと言われる
手法なのですが

「ロボットの塗装がはがれて下の金属が見えている」
と言う表現をよく見るかと思います。


▲こういう「実戦で使ってる感」が出る表現








これね！







本当に塗装を削って
下地を出してるのだそうです

▲まじか！


普通は銀色の塗料を上から塗るんですが
リアル！どころか本物です！

究極の金属パーツの生かし方ではないでしょうか？

塗装についてもう一つ「成型色のままになっている部分はほぼない」と言うのもスゴイことです。


どこまでコダワルのか？と思ったのですが

「手に取った方には喜んでもらいたいですし、
常に驚きを提供したい」と北本さん。

▲驚きを提供されているウッチー


驚きと言えば値段にも驚きました。

ふつうこのくらいの規模感だと15000円くらいかなと
言うのがおもちゃ好きのワタクシの感覚なのですが

これで税抜価格が10000円以下というのは
個人的にビックリです。（金属パーツもメチャクチャ使ってるのに）

そのせいかネットではかなりの品薄状態で手に入りにくいですが
一般の量販店など店舗さんにも
並びますのでチェックしてみてください。


RIOBOT ブロディア
通常カラー （赤）
宮沢模型流通限定 2Pカラー（青）



それぞれ発売中です！（イーカプコンのページはこちらから）

そしてー！

なんとこのブロディアにもう一つ新商品が発表されました！


「RIOBOT ブロディア・ライアット」




ワンフェスなどで原型が展示されていたのを
見た方も多いかもしれませんが

スゴイインパクト！デカいです！

▲手からあふれる大きさ


ブロディアのバリエーションと言う言葉では
片づけられない別物です！

同じくダイキャストパーツをたっぷり使っていて
使いすぎて関節を保持するのが大変になるくらい
だそうです！

▲ここでは見えない裏側にもダイキャスト満載です

やりすぎです！

▲当然指関節はフル可動


それもそのはず、重量は
ブロディアの倍以上の約510グラム

▲びっくり


500mlのペットボトルの
ジュース1本(飲んじゃダメ！)くらいの重さです！

これはピンと来る！けっこうな重さです



こちらも設定にはない自立する為の脚を
新規でデザインしたり（裏側のデザインはほぼ
存在しなかったのでオリジナルデザイン）


▲こんな感じになっています。


ロケットアームが伸縮したりとギミックが満載です！

▲これも楽しいギミック！



ノーマルのブロディアを購入した方は
特に注目なのですが



肩に装備されているキャノンが！





脱着式で！



持たせられる！

▲うおおおおおおこれはカッチョイイ！



この遊び方はいろんな意味でヤバイ！

▲めちゃくちゃイイカンジに持てます



もうここまで来たら止まらないですよ！！

ブロディアシリーズ
ノーマルの通常版・2Pはもちろんの事
ライアットの上半身の接合部分も

あえて共通にしてあり･･･と言う事は・・・


こんなことが出来てしまいます！

▲カプコンカラーバージョン完成


いえーい！

▲これ楽しい！


A山さん言うところの「夢チェンジ」

カラ―バリエーションを持っていると
かなり遊びの幅が広がりますよコレは！
（ゼイタクな遊び方ですが）

「RIOBOT ブロディア・ライアット」




カラ―バリエーションで2種登場！

こちらは10月発売予定なので手に入ります！
絶賛予約受付中です！（イーカプコンはこちらから）

と言うことでおもちゃ好きとしては
注目しておきたい千値練さん

これからも様々なアイテムで
驚きを提供してほしいです！


▲ありがとうございましたー！






-オシラセ-

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