メットール!
はい!と言うワケでお気づきの方も多いかと思いますが
「全6回」となったのはちゃんと狙っていたんですよ!
・・・ほ、ホントですよ!
25th Anniversary ロックマン Rock Arrange Ver.
25th Anniversary ロックマン Techno Arrange Ver.

このアルバムを手掛けたベイシスケイプの
工藤さんと千葉さんにお話を伺ったインタビュー企画の最終回になります
文中の
「K」は工藤さん
「C」は千葉さん
「U」はワタクシウッチーを
「T瀬」はカプコンCD担当のT瀬氏を表しております!
ではいってみよー!
■どんな時にどんな場所で?
U「ユーザーさんはそれぞれ違った聴き方、自由な楽しみ方があると思います(ドライブ、仕事中、運動しながら、勉強、逃走中、窓の無い部屋でエトセトラ・・・)こんな風に聞いています、あるいは聞くと面白いと言うのがあれば。」
K「ロック盤の方は元気になりたい時に聞いてもらえたら良いかなと思います。またそれぞれの曲にバリエーションが広いので1時間じっくり聴いても色々な発見があると思います。そうとう色んな事していて、ここでこの楽器使ってるんだ、みたいなことがたくさんあるので」
U「ウッチーの様に音楽的素養がない人間には分からない事がいっぱいあると思います!
特に思ったのはテクノ盤の佐野電磁さんによる2曲目(Title~Opening & Ending Medley from ROCKMAN1,2)この曲はうまく言えませんがモノスゴイ色んな事をしているんだろーなーと」
K「スタッフクレジットを読みながら聴くと良いと思います。例えば田辺裕詞さんの曲(ロック版5曲目 Darkman Stage from ROCKMAN5)は凄い色んな楽器が入っていて「マトリョミン」とか」
U「マ、マトリョミン?(その時ウッチーには次々に開けていく事で小さい人形が中から出てくるアレか思い浮かばなかったと言う)」
K「マトリョミンはテルミンの小さい版みたいななぞの楽器で、あとは「クナイフ」って言って・・・」
U「クナイフ?!(その時ウッチーは英語の授業で「ナイフ」を「クナイフ」と読んだ記憶が鮮明に蘇ったと言う)」
K「でっかい試験管みたいなガラスの筒に水を入れて、それで音を出すっていうマニアックな楽器で」
U「楽器なんすかそれ?!」
※ウッチー的に迷宮入りになりそうになったが、その後インターネットで確認。まったくその通りであったという。
▲謎の楽器がどんどん出てきます
K「最初の方の水の音は効果音ではなくてそのクナイフで鳴らしているので、その辺を(クレジットを)読みながら聞いてもらえると面白いと思います。あとは太田光宏さんのロック版最後の曲(Ending from ROCKMAN3)ですが、他の曲はドラムを打ち込みとかにしていたりしますが、この曲に関しては全て生演奏にしていたりと言う聴きどころもあるんではないかと思います。」
U「ラス前の曲でぐおおおおおっと盛り上がってこの最後の曲の「終わり感」も凄くいいんですよね~」
K「ファミコンでは(ブルースのメロディは)口笛をイメージしていたと思うんですが、それをどのようにするのかを太田さんは凄く悩まれていましたね。そこでコーラスにしようと決めてから方向性が決まったと言う感じだったみたいです」
※まさしくそのコーラスがポイントで「こうきたか!」と思うに違いありません!必聴!
とここで、ティームの長谷川プロデューサーが「これはロックなのか?ジャンル違ぇだろう(笑)」と言うツッコミに対し元々ロックバラードと言うオーダーを工藤さんがされていて、そこでメインメロディをギターでと言う方向になっていったと言う事も判明。
U「では千葉さんも、こんな風に聴くとお金がバンバン貯まってしかもご利益があるよ、みたいなのがあれば」
K「あやしい!」
C「そんなお金がバンバン貯まるんだったら私が・・・」
T瀬「人には教えませんよね(笑)」
▲インタビューも後半に入ってイイカンジであるということがお分かりいただけるエピソードでした。
C「最初にテクノってお話が来た時に、ダンステクノだったり色々ある中で、1つのジャンルにこだわらずに「テクノ」を広く大きくとらえてアレンジしてもらおうというのを決めていたんですね。
なので今作は全体的に結構さわやか系の曲になったのもあるので日曜日に散歩しながら、気分転換に聞いてみるといいかなと思います。」
U「外で聴いてみるのも良いですねと」
C「はい、2枚のつながり的にはロック盤の方が番号(品番)が若くて次がテクノになるんですが太田さん(ロック盤の最後)の曲でが終わったかなと思いきや!まだまだもうちょっとだけ続くんじゃよ!という」
U「ナンとかボール的な!じゃあ土曜日にロックを聴いて日曜日にテクノを散歩しながら外で聴いて3曲目(Quickman~Flashman~Heatman Medley from ROCKMAN2)の終わりにお金を落とした気がしちゃう!(チャリーンと言う音で終わる)と言う感じで、あれの意図を知りたいです」(気になった人は聴きなおしてみよう)
C「私もあれの意図は聞けてないです」
T瀬「それがお金が貯まる音なんじゃないですか!?」
U「そうかー!ってこれで締めちゃって大丈夫か?
いやいや・・・そういった形で2枚合わせて聴いてもらえればと言う事ですね。」
※ここで思ったのがやっぱりこの2枚は同時に発売されたこともあり
セットで持っておくべきものなんだと言う事です。
C「太田さんがこのアレンジアルバムを称して
「赤いきつねと緑の・・・」」
▲トリビア的なエピソード
U「だから赤→緑の順番に聴けば良いと、
覚えやすい!」
※赤いロックと緑のテクノ!と覚えよう!
■メッセージ
K「色々聴きどころがあると思うんですが、ちょっと今までの所で触れなかった曲を少しお話しますと
イトケンさんのDr.Wily Stage1 from ROCKMAN2(ロック盤の4曲目)は
イトケンさんファンもロックマンファンも満足していただけると思います。
弘田佳孝さんのソーラーマンステージアレンジは非常にダークでアグレッシヴなまさに弘田さんワールド全開のアレンジで
佐藤哲郎(WASi303)さんはコサックステージの
原曲のアツいメロディを生かしたパワフルでゴリゴリなカッチョイイアレンジになっております。
あとは普段オーケストラをメインにしている崎元さんがロックをやるとどうなるんだ?と言う所もポイントで、実際凄く良い曲になっているのでその辺りも是非チェックしていただければと思います。
そんな制作に携われたこと、色んな人と色んな仕事が出来たのも勉強になりましたし一つの作品が完成したのは非常に嬉しく思っていますので是非皆さんにも聴いていただけたらと思います。」
※イトケンさんのワイリーは最高です!「カッケ―」と言う感じでヒーローモノっぽくもあり、そこで伊藤賢治さんとウッチーの大好きな川井憲次さんの話で盛り上がったり、結果「両方ケンジだから」と言うダジャレに持っていきたかったからとかそんなことは無いんだから!(お二人とも川井さんお好きでした)
工藤さん曰く「どちらのケンジさんも一聴してその人と分かる個性を持っている方」と。
確かに!
では千葉さんお願いします!
C「同じく、テクノの中で個人的に気に入っているのが岩田の4曲目(Hardman~Snakeman Medley from ROCKMAN3)で、これが懐かしい感じのアレンジにしてもらっていて(80年代風)聴くと「なつかしー」となるような感じがする曲で、ロックマンが生まれたのが80年代後半なので、そのころに流行ったであろう、と言う曲調でそういうのも楽しいかなと思っています。」
※ウッチーもこの曲を聴くと安心します(世代だからか)
C「細江さんや佐野さんというベテランお二人にテクノをガッチリ固めてもらってます。あとは、色んな方に色んなジャンルの曲を作っていただいたんですが、
例えばゲーム以外の方にもお願いしていて3曲目(Quickman~Flashman~Heatman Medley from ROCKMAN2)の、
はまたけしさんはゲーム音楽もやっているんですがアニメとか劇判とかも良く作っている方で、そういう意味でも色々なバリエーションがあるアルバムになっています。
20周年のアレンジを買った方で25周年のロック版とテクノ版はどうしよかなーと悩んでる方もいらっしゃるかと思いますがご安心ください!
全然大丈夫です!
20周年版を聴いて研究してますから、(20周年を)聴いて25周年を聴いた時「なんだ一緒かあ」とならないように、どっちを聴いても楽しめるようになっています!
ロックマンの前半のファンの方も5以降のファンの方も楽しめるようになっていますので
是非聴いて頂ければと思います。」
U「お2人共、長い時間どうもありがとうございました!」
いかがだったでしょうか?
今回のインタビューではいろんな所で目からウロコが落ちたりしながらも
相変わらずウッチーは脱線ばかりして長くなってしまいましたがお2人共
ノリが良く楽しいインタビューでした!
既にお持ちの方は聴きながら読んで何か発見があれば嬉しいですし、
このインタビューを読んで今回の2枚のアルバムに興味を持ってもらえたら嬉しいです!
ワタクシもお話を聞いてから聴いているのですが
ホントに新しい発見があったりと
さらに再生率が上がりましたね!
そんな
「25th Anniversary ロックマン Rock Arrange Ver. 」
「25th Anniversary ロックマン Techno Arrange Ver.」は
絶賛発売中です!
-オシラセ-
ロックマンユニティーのtwitterはこちらから
@ROCKMAN_UNITY
私は今we areROCK-MEN!2のワイリーステージ1を聴いて、読んでます♪
マトリョミン・・・言いにくいです(汗)
・・・マトリョーシカはロシアの人形ですよね(笑)
楽器ってほんとにたくさんあるんですね・・・
その中でアレンジしたり・・・作ったりなんですね。
インタビュー有難う御座いました!