トランスミッション!
ゲーム発売からほぼ10年経った今
熱望されていた
「ロックマンエグゼ トランスミッション サウンドトラック」が
発売されました!
未だにフォ○テをたおせていませんが、何とかクリアをした
わたくしウッチーが
音楽を制作された株式会社スーパースィープの
代表酒取締役 細江 慎治さん
サウンド番長 佐宗 綾子さん
サウンド部長 安井 洋介さん
のお三方にお話を伺ってまいりましたよ!
ちなみに前回の様子はこちらから
ゲームをはじめてから
「え?どうやったら勝てるん?」と
まったく見当がつかなかったファイアマン、ガッツマンを辛くも撃破(一部偶然)し、
なんとかブライトマンを倒してウッチーが衝撃をうけたのが
「重力異常エリア」「無重力エリア」に
至る曲であります。
聴いていただければその衝撃は分かると思います。
えー「ロックマンエグゼ」ってキッズ向けのシリーズだったはずなんですが
「いやいやいやいやななな!なんじゃー」と言うような凄い曲で
これはエグゼキッズたちを洗脳しようとしてるんじゃないか!?
と思ったワケです。
そこで細江さんはさらりと
「ちょっと(曲は)大人向けですね」
つづいて「これ絶対子供対象じゃない曲調だよね!
全く考えてないでしょ!?」と佐宗さん
か、確信犯!!
さらに佐宗さんが
「何で変拍子とかいれちゃってるの?!」
とつっこみを入れて一同爆笑!
※変拍子
(ウッチー的解釈:プログレ系のバンドが使ったりする拍子が変化するリズム、
テクニックのある人じゃないと使いこなせないのと同時に
聴く側にも相応のスキルが必要とされる高等技)
これはホントにビックリしました、特にトランスミッションは
アニメ版のオープニングが流れるようなゲームなのに!
変拍子がモリモリと!
こんな大人向け曲が入ってるなんて思いませんから!
果たして当時のエグゼキッズたちはどんな思いでこの曲を聴いていたのか
非常に気になります。
しかし、その中で確実に「ゲームミュージックと言うジャンルを意識して
CDなどを買いに走るエリート」達が生まれたのは間違いありません!
自分が小学生の時に聴いていたら・・・エリートになってるな!
まあ今も充分なってるし!
ここでちょっと当時の思い出話やコンセプトについてお聞きしてみました。
まず世界観が電脳世界、インターネットの中が中心のお話なので
細江さんから最初に全て電子音系で行こうと言うコンセプトがあったそうです
と佐宗さんが言うやいなや・・・
細江さん「・・・そうだったかな?」
「本人が忘れてる!・・・忘れてるのね!」
佐宗さんの的確なツッコミが入った後
▲佐宗さんのツッコミがイイ感じでした
各ステージについてのエピソードをお聞きしたところ
「ボスやキャラクター、背景から受ける印象を大事にした」と細江さん
そして安井さんは
「各ワールドごとの映像以上にイメージを
膨らませられるように、(映像で)見えない
部分を音で表現出来たらと思っていました。
あとはファミコンの当時ロックマンの曲が制限のある中だからこそ
あの曲が生まれたと思っているので、この当時でもすでに自由に音源は使えたんですがあえてそれをせずに、ちょっとレトロな、
ゲームミュージックらしい曲を目指しました。」
制作状況としては、各ステージの下地は出来ていて
ロックマンが歩けるくらい(敵配置などはない)のゲーム開発状況の中で
曲作りをしていたそうです。
そんな中、安井さんが担当された
「旧世代エリア」についてのエピソードが印象に残ったので
ご紹介しましょう。
このステージはソードマンがボスの為、地面からニョキニョキと剣が
伸縮すると言う移動のタイミングが試される面のですが、このステージを見て安井さんは
既に作っていた曲を「剣の伸び縮みするタイミング」にテンポを合わせて、
気持ちよくプレイが出来る様に調整したのだそうです!
これは凄い!
速攻で家帰って確認したね!!
でも方向音痴だから、
しばらく旧世代エリアにたどり着けなかったね!
(トランスミッションあるある?でもない?)
で30分くらいして、たどり着いて・・・た、確かに!
▲謎の納得ポーズ
これはゲームをプレイした人にしか分からないエピソードですが
是非持っている方は確認していただきたいです。
ちなみに「ロックマン」が出た時小学生だったと言う安井さんは
その時からロックマンの音楽は、媚びてないこだわり、
他とは違った良さを感じていたそうです。
もうすでにエリートだ!
また佐宗さんが担当された「伝説のWWWエリア」の曲には
本家ロックマンのファラオマンステージのフレーズが入っているのですが、これも
「みんな気づいてくれるかな?どうかな?
と思って入れ込んでみました。」と。
それによって「ここのステージボスはファラオマンですよ」と気づかせる
ファンにはニヤリとしてしまう演出で、実際ウッチーもニヤリとしながら
「ぬお!ここファラオマン出てくるんだな!」となりながらプレイしていましたね。
と言う事で今回はここまで!
次回最終回はライナーに秘められたエピソードをご紹介します!
伝説を耳にせよ!
「ロックマンエグゼ トランスミッション サウンドトラック」
絶賛発売中です!
こちらで試聴もできますので・・・聴いたら絶対欲しくなるよ!
出来ればゲームの方で挫折した方は遊びながら聴いてみて欲しいです。
-オシラセ-
ロックマンユニティーのtwitterはこちらから
@ROCKMAN_UNITY
やっぱり子供の頃にプレイするとその時の音が頭に強く残るのかな、なんて思ったり。
最近、3のナビカスをアレンジした「free mode」を聴いたのですが、原曲の音が強く印象に残っていたので「ここをこんな風にアレンジしたのか」といった感じに楽しく聴けました。
格好よさと切なさがあってオススメです!(宣伝みたいだ…)
そういえば自分の声も届いてたんですね!
何か願望丸出しだったなーと反省しております(汗