メットール!
はい!と言うワケでロックマン25周年を記念して「ロックカン サウンドE缶」を皮切りに
ここ最近続々と発売&発表されているのが各種CDなワケです。
そんな活気あふれるCDの中で、最近ウッチーが再生率の高い
25th Anniversary ロックマン Rock Arrange Ver.
25th Anniversary ロックマン Techno Arrange Ver.
こちらにスポットを当ててインタビューを決行致しましたよ!
このアルバムを制作された
ベイシスケイプの
工藤 吉三(くどうよしみ)さんと
千葉 梓(ちばあずさ)さんに
そして発売元である
株式会社ティームエンタテインメントさんの
長谷川プロデューサーに
お話を伺いました!
▲左が千葉さん、右が工藤さん、真ん中が青いおっさん(残念ながら長谷川さんは写真ナシ)
ではいってみよー
■まずはお二人のプロフィールと担当されたパートについて
工藤さん(以下「K」)「ベイシスケイプの工藤です、
ベイシスケイプはゲーム音楽を中心とした音楽制作会社で
2007年に入社してゲーム音楽を担当しています、
今回の「25th Anniversary ロックマン Rock Arrange Ver. 」
「25th Anniversary ロックマン Techno Arrange Ver.」ではロック盤で2曲、
テクノ盤で2曲担当をしていて、ロック盤ではサウンドディレクターを担当させていただきました。」
千葉さん(以下「C」)「ロック盤ではギターの演奏もちょいちょい弾いてますよね?」
K「はいロック盤ではギターの演奏と、ベースも弾いています」
ウッチー(以下「U」)「と言うことはメインはギターと言うことで?」
K「元々はギターですが、作曲する時はギター以外の楽曲もあるので鍵盤を使って作曲しています」
C「同じく2007年にベイシスケイプに入社した千葉です。」
U「お?!同期なんですね?」
C「そうですね、私の方が2か月くらい早く入社して、1983年・・・ファミコンと同じ年に2人共生まれていま・・・」
T瀬(以下「T瀬」)&U「おおお~!(ここには「わ、若い!」と言う「おお」も含まれています)」
※ちなみに某浦安の魔法の国も同じ年、と言う豆知識が千葉さんから披露される。
C「で、今回はロック盤では2曲アレンジを、
テクノ盤はディレクションと2曲アレンジを担当しています」
※つまり今回来ていただいたお二人は、25周年アレンジのキーパーソンとなる方だったのですね、
これは色々聞けそうですな。
このあとファミコンが無かった時代に生まれたT瀬&ウッチーが
ひとしきり昭和感あふれる遊びについて話すも
当然今回の内容とは関係ないのでカット!
U「(プロフィールを見て)・・・4歳からクラッシックピアノを始めた、と書いてありますがメインはピアノなんですね?」
C「そうですね、でも入社してみたら会社でギターを弾いている人が多くて、
私もギターを買って席に置いてあります。」
U「・・・(弾いてはいないんだ・・・)」
C「練習はしてます!」
U「な、なるほど(心読まれた?!)」
U「(プロフィールを確認し)お二人とも埼玉県出身と言うことで、生まれた年も同じで出身地も同じなんですね」
K「入社するまで会った事は無いですが、実家は近いかもしれません。自転車だったら頑張れば行ける距離ですね」
※えーこのくだりですがカットしようかと一瞬思いましたがT瀬氏の
「こういう情報は普通のインタビューだったら載りませんけどロックマンユニティだったらバンバン載っちゃいますよ」
と言うツッコミ(アドバイス?)があったので、載せちゃいます!
ちなみにこの後「じゃあ、ほふく前進なら・・・」と言うウッチーのコメントはカットします!
■今回のアレンジCDはティームエンタテインメントさんからの発売のものですが、ベイシスケイプさんで原盤制作を受けることになりました経緯を教えてください。
K「これは我々と言うよりも、ティームの長谷川さん(今回のプロデューサー)と
崎元(崎元 仁氏 ベイシスケイプ代表取締役社長・作曲家)が昔からの知り合いで、
今までいくつかお仕事をご一緒していた経緯があって今回のお話になったと言う感じです」
■依頼が来た時の感想とロックとテクノの振り分けについて
C「元々工藤さんがギターを弾いていることもあり、今までのプロジェクトも
比較的ロック系が多いこともあって「ロックですよね」と言う感じで、じゃあ私はテクノで!といった形です」
K「ですね。最初にベイシスケイプで制作する事が決まって、そこから担当が決まった、と言う経緯です。
ロックマン自体はもちろん知っていて、今までに色々アレンジが出ているのも知っていたので「難しいプロジェクトになるな」と言うのはありました、どうしたら面白くなるのか?を考えるのが重要で、大変だと思いましたが、その分やりがいはあるなと言う印象でしたね。」
▲コンポーザーでありギタリストでもある工藤さん
C「私はロックマンは知ってはいましたが、実は一度も遊んだ事が無くて、
(プロジェクトが決まってから)色々調べたりしたのですが、すでにアレンジが色んなところで出尽されていたので、色々聞いてみて今までアレンジされていない方向を色々模索し、取捨選択しながら決めて行ったと言う感じでした。「うーんこれもある、この方向もスデに・・・」と言う」
▲4歳からクラシックピアノを始めた千葉さん、ウッチーは赤いバイエルで挫折の経験アリ
※たしかにたくさん出ているロックマンのアレンジ、方向性を決めるのは大変だっただろうなと思います。
ちなみに千葉さん、ロックマンを遊んだ事は無いとは言いながらも
現在ゲーム音楽の道に入ったきっかけは当然子供の頃のゲーム体験、
自分は持っていなかったが「近所のお友達のお兄さんが持っていたパターン」で、
そこからがっちりハマってクラッシックピアノ+ゲーム=ゲーム音楽の作曲と言う
色んな意味でエリート街道まっしぐらな方であります。
▲千葉さんが幼少時にハマったゲームとは?
写真は当時メチャクチャハマっていたゲームの様子をウッチーが再現したもの。
分かるかな?ゲームは一日一時間!(でもきっと千葉さんは守ってない)
■ジャンルについて
U「色々試行錯誤があったと思いますが、ジャンルが
前回(20th)の時と同じくロックとテクノというしばりもあるわけですよね」
ティームエンタテインメント長谷川さん(発売元である株式会社ティームエンタテインメントさんのプロデューサーとして今回のアルバムを企画以下「H」)「ジャンルに関してですが5~6年前に
何かのインタビューに同席した際、崎元さんが「何もしばりが無い状態だったら作りたいジャンルは?」と聞かれた事があってそこでなんと「テクノですかねぇ~」と答えていた事があって・・・」
C・K「なんですってー!」
※お2人が驚くのも無理はなく、実は崎元さんは元々オーケストラ系の楽曲が多い作曲家さんなのです。
さらに突っ込んだ話を聞けたのでここで紹介すると、
オーケストラの中でも木管楽器を非常に上手に使われると言う崎元さん、
実はこれは「木管の方が音のバイト数(容量)が少ない」からで、ゲームがカートリッジ主流で、
ROMの容量と戦っていた時代があって現在がある「作曲家」と言うよりは「ゲームコンポーザー」である、
「ナチュラル・ボーン・ゲームコンポーザー」な方なのです!
H「で、その事をおぼえていて今回崎元さんに「テクノやりたいんだよね~?」と連絡をしたのがきっかけです。」
C「私たちが入社する前からすでに・・・」
※そこで崎元さんも「じつはテクノやってはいるんですが、あまり日の目を見ないので」となり
長谷川さんも当初テクノだけをお願いしようかと思っていたところ、色々な作家さんに
作っていただいた方がより面白いものが出来るだろうと言う思いがあって、
ベイシスケイプさんにロックもテクノもお願いしようと言う事になったのだそうです。
(うーん制作秘話っぽくなったぞ!よしよし)
C・K「その経緯は初めて聞きました!!」
と言う事でお二人が知らなかった事実も判明したところで
今回はここまで!
「25th Anniversary ロックマン Rock Arrange Ver. 」
「25th Anniversary ロックマン Techno Arrange Ver.」は
絶賛発売中です!
次回:運命の糸に操られた2人のサウンドディレクター、その制作の裏側に迫ったり迫らなかったりです!
-オシラセ-
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